石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

8/16 Mon No.1288

磁器の技法だとおもうが縁錆、というのがある、

口辺を薄めに作っておき釉がけの後釉薬を剥がしてそこに錆釉を塗る。
釉を剥がすのはガラス質をとって錆の感じを出すため。
江戸時代には既にあったので珍しい技術ではないと思う。
でもこれをやる人はアマチュアではまずいない。
このことそのものが知られていないのではと思う、
特に土物の世界ではやる人がいないから自ずとしらいない人が多い、
磁器扱ってるとときに口辺をシャープに強調したいときに有効な技法だと思う。
正確にロクロ引いてないとうまく錆釉が乗らないのでそれないりの技術がいる。
やりたい人がいれば教えるのだけど求められてないようで誰も聞いてはこない。
残念だなあ、、、。
釉がけのあとの焼く前の様子。

完成品、写真ではちょっとわかりにくい。