石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

2/9 Tue No.2042

寒い日だった。

気温が6度ぐらいだった、夕方には0度近くまで下がったろう。
雨もシトシト降ってた。
窯出しをしたら大きいカップやっぱり歪んでた。
もう少し集めに作ればあの焼き方で歪みが少ないと思うが軽さを求めすぎたか。
許容範囲と見れないこともないが歪みは歪みだなあ。
さやに内側に鈞窯の釉薬を塗ってそれで被せて焼いた鈞窯の皿。

うまくできたと思う。
やっぱり動系の釉薬は揮発する。
それを抑えるために密閉空間を作る。
皿の釉薬の厚みも大事だが釉を飛ばさないようにすることも必要。
それと結果論だがさやをかぶせることで内部の温度が少し低いのではないかと思う。
磁器を焼くのと一緒に焼いてるので鈞窯釉にしては高めになってしまう。
それだと色が薄くなるのでは、と思う。
それも同時に防いでいるのではなかろうか。
欠点は場所をすごく取ること、棚板が釉薬を吸ってるのでこれにしか使えないこと。