石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

8/17 Wed No.2011

最終的には本能寺の変のことになるのだがそれのカラクリはそれとして出てくる堺の茶人のことが面白かった。

千利休、津田宗及 今井宗久が中心。
この話読んでた。
月刊誌で連載されてたのを読んでてタイトルは記憶がなかったので借りた。
でも忘れてる部分もあったのでまあいいか、と。
茶人であることより堺の豪商と信長。
この関係の方が強く描かれてる話。
陶芸側から見る茶道具と、政治と権力の世界から見るのとの違いが面白い。
実際は後者の方が強かったんではないかと思う。
そうでなければこんなに全国に茶道が広がらないのではと感じる。
建前と本音の違いか、現実の壁に阻まれた理想の虚しさか。
話の中心は信長が本能寺で打たれてしまうことの伏線を書いてる。
お茶の話ではなさそう。
そういう意味では面白かった。
ただ普通に読む人が茶道具や茶道、利休の残したものなど知らなければ単調な話だったかもしれない。
 
友人が体のこと心配して様子見に来てくれた。
きっと、あいつ大丈夫かいな、と思ってくれたのだろう
どうこうする訳ではないけどありがたく思う。