石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

11/10 Tue No.1872

個展終わって少し冷静に考えてみる。

こういう形で発表していつも悩むのはその価値。
例えばこのカップ
左のほうは4000円。
右は6000円。
大きさや形は同じ。
でも右は左と比べると手間は10倍はかかる。
でも10倍の値段つけてもまず売れない。
それで6000円とした。
この価値観ってなんだろう。
仮に左が2000円ならたくさん売れるかもしれない。
だからいい作品だった、とも言えない。
物が持つそのものの価値と価格とはある程度リンクしても絶対ではない。
じゃどこで判断するか。
その線引きがいつも曖昧。
絶対値はないにしてもそれなりの基準があればなあと思うがそれもない。
価値とは相対的なものでいつまで経っても決まらないと感じてる。
個展すると本当に迷うことばかり。
午後からは大歳神社の修復の件で会合が。
打ち合わせがあり、結局これで昼からは潰れた。
これも仕方ないと諦める。