石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

9/25 Sat No.1328

いなみの学園にいた生徒さんで主に人形を作ってる。

ただ作るだけならよくあるが磁土で作って下絵付けをしている。
その点で制約がある。
まず下絵だからあまり濃く描くと縮れる事が多い。
でも吸水性がある素焼きに描くのと凹凸が多いのでどうしても筆溜まりができて濃くなる。
更に均一にするために同じところを塗るとそこが必要以上に濃くなる。
これらを防ぐのにには薄めに溶いたのを重ねて塗るしかないがこれがどの程度でよいかが難しい。
本焼きのゆうやうは薄めが良くて刻するとこれも縮れの要因になる。
でもこれも凹凸がじゃまして溜まって濃くなりやすい。
素材が磁土なので還元焼成がきれいだが還元で色が綺麗に出る絵の具を使わないと発色が悪い。
色々と条件がありそれらをクリアーしながら気に入ったものを作る。
何度も失敗もしてるがそういう経験の蓄積がきっと貯金になるのだろう。
すごい夕焼け。
おどろおどろしかった。