石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

5/25 Thurs No.2283

陶芸美術館で丹波の茶陶展。

丹波焼にはいわゆる名物物や秀作はあまりない。
もともと茶等を目指しての産地ではないから仕方ない。
それでも何点かは貴重なものがある様子。
展示点数は当然少ない。
千家十職のように茶道の保護を受けてもいないので当然の事。
あまり期待しないで見に行った。
全但会館にあったものが並べてありかつてよく見たものだった。
個人的には茶入れがいいと思ってる。
水差しが一番多いらしいが茶入れが丹波焼には似合ってるのではないのだろうか。
釉薬の感じもいいとは思う。
茶室も仮設定してあり茶人には楽しめる展示だった。


後発の窯元がお茶のブームを追いかける構図であり民窯の辿った道。
でも茶の精神から見たらこれらの道具でいいと思う。
実際茶を立てたらこんなんでいいよねえ、となりそう。
いつもながら人のいない静かな館内。