石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

No.3700

中国の歴史的なことを小説にしたのを読んでいると天に生かされる、ということがよく出てくる。

宮城谷昌光はそうだし浅田次郎でもそういう言葉があったように思う。
人間の最高のものが天にとって変わるのではなくあくまで天の意思によって動かされてる、のような考え。
天子というが天の意向を受けるものであって天では無い。
この発想が災害は天の与えた罰となって為政者の至らなさをあらわしてるとなるのだろう。
天に見放された為政者はやがて人心も離れていって滅亡していくとなる。
一つのロジック。
そんなものを読んでいると私はどれだけ天に生かされるのだろうか、と。
生かすだけの価値を天が認めてるか。
生まれるのは自分の意思では無いからそこは置いといてその後はどうか。
そしてこれから先は?
なんて考えを重ねても答えは出そうにない。
なるようにしかならんか、と諦観の思いが募るばかり。
紀元前の始皇帝も裸になれば一人の人間でしか無かったわけだ。

もし天佑があるなら我にも、なんだがなあ。
盆の区切りを迎えてのちょっとした心の揺らぎ。
 
最高気温の地として西脇市、39.5℃ 平年より7℃ぐらい高い、12時47分。
その時アメダスは35℃台、最高値は15時に37.2℃ 、このズレがどうもよくわからん。