石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

No.3944

 

 

年賀状かなり減ってる。

例年より少ない、まだこれからも来る分もあるだろうけど。
いくつか要因がありそう。
直接的には値上げか。
儀礼的に出すのにこの値上げは痛い。
郵便局、もっと考えろ、だ。
自滅的スパイラルに陥ってるのでないか。
年賀状なんて効率考えたらドル箱ではないか。
何十枚も同じ家にまとめて配達。
集荷は同じルートで出来る。
かなりな低コストだから年賀状限定で期間決めて料金3分の1ぐらいでもいいと思う。それぐらいすればいいのに。
あとは高齢化が進み社交辞令が必要でなくなった人が増えた。
もう今更いい、のだろう。
若者は以前よりSNSですましてるがそれはだんだん広がってきた。
まあこれでもいいではないか、だなあ。
正月自体というか新年の重みも軽くなってきてるのもあるだろう。
玄関の松飾、都会ではしない家が増えてる。
神戸の住宅地域に住む人に聞いたら周りでは一軒も無いらしい。
当人もしない、との返事。
片一方では日本文化を無形文化指定の動きが盛んで世界遺産の指定も争われてる。
生活の中で培うのでなく囲って日常とは切り離して保存する、の方向。
だから保存会のようなものがないと残らない。
元は日常を残してるはずが特殊なものとなって残されていく。
この前の能登のダブル災害で輪島塗が、、、、、と話題になった。
でも輪島塗って触ったことすらない人の方がはるかに多い。
伝統工芸だけど伝統特殊工芸なんだなあ、すでに。
年賀状からいろんなことがパラパラと浮かんでくる。
 
一首
新年の高まり度合いのバロメータは賀状の数に比例なのか