石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

10/28 Thurs No.1361

赤絵の鉢。

赤絵と言っても器の半分以上は結晶天目の黒ではあるが。
赤絵を使うときに濃く描こうが薄く描こうが綺麗な色でないといけないと思う。
たまに黒っぽい汚い色の赤絵を見ることがあるが何かがまずいのだろう。
この綺麗、というのが難しくて濁ることもよくある。
使い慣れてないと汚い感じになってしまう。
広い面を塗らないといけないときには部分的には綺麗なのに全体としては汚いことも。
ムラの出方や重なり具合がまずいとそうなる、味にはならない。
赤絵だから洗ってやり直しが効くのだけど何回も洗ってばかりで先に進めずその時は嫌になってしまう。
一発で決まったときには気持ちがいい。
ただし、焼くと思ってたとおりでないこともある。
その時はどうしようもなく、己の技術と見極めの無さを嘆くしかない。
次へのステップ、かな。