石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

1/30 Mon No.2172

絵付けのためには筆がいる。

となるのだがこの筆が曲者。
細くて腰のあるいい筆には適当な値段では出会えないなと思う。
すごく高いのを買うとそうでもないのだろうけど陶芸は消耗が激しい。
素焼きの上に描くとサンドペーパーの上で描いてるようなもので先がダメになってしまう。
だからあまりいいのを買うのが勿体無い。
この筆も1000円そこそこだったと思うが使い始めるとクセが出てしまった。
ある方向に曲がってしまう。
使いにくいなあと思いながら使ってる。
消耗してもいないので捨てるわけにもいかず使ってる。
こんなことがよくある。
筆は作る人も減ってるのかもしれない。
需要が増えてるとは思えないので。
絵付けの工程を入れてる人はきっと筆代って馬鹿にできないと感じてることだろう。