石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

8/10 Thurs No.2359

またやり直し。

ここまでくると笑ってしまう。
どうしても細かいところのやりくりが上手くいかない。
出来上がった時はやったー、なんだが後で冷静にみるとどうもまずいなあ、となる。
焼いても多分ここらが上手く行ってないのだろうなと感じる。
求める物が高すぎてこちらが技術的に追いついてないのか。
せっかくだから構成含めてやり直しだなあ。
綺麗な素焼きに戻りました。
大した皿でもないんだけど。

生徒さんの蓋物の下の部分が割れた、身の部分。
冷め割れではあるが原因はとなるといくつか考えられる。
 

まずは窯の中での急な温度変化。
上の方に窯詰されると急に温度が下がり割れることがある。
もう一つは作った時に土の締め具合が甘い時。
しっかり押さえたつもりがそうでなかったり押さえ不足だったりで密度が違う時に割れやすい。
磁器はこれが多く悩ませる原因でもある。
この場合どうなのかはっきりしないがたまたま悪い条件が重なったのかもしれない。
土の押さえ具合に関しては注意できるのでそこだけはしっかりと、と伝えた。
窯の中まではこちらではコントロールできない。
あとは運、かも。
夕方から雨、恵の雨だ。