石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

8/27 Fri No.1299

恒例の冷却強還元焼成の窯詰め。

コロナ騒ぎでバタバタしたので作品が十分に集まらなかった。
ちょっと少ない目。
それでも予定通りに遂行。
強い還元状態を作るのに時間を掛ける方法と還元状態そのものの濃度を濃くする方法と2つある。
電気の窯は前者の方しかできない。
濃度を濃くするためには窯の改造が必要。
その上で濃度を上げる。
ところがこれをやりすぎるとカーボンがヒーターに付着しだす。
そうすればそこの温度が異常になりヒーターを溶かして断線。
こうなるとヒーター全部張り替え。
だから時間をかけるほうでやる。
5時間ぐらいが普通だがこれを倍にする。
土と釉薬が反応する温度を長く維持する。
そうすれば強還元状態と同じことになり、変化が生まれる。
いつも同じではないのだが大体の幅にはおさまってる。