石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

11/5Sun No.2446

個展をすると当然売り上げが気になる。
趣味でやってるわけではないのでやはり全然売れないと困ったことになる。
デパートももういいですと断られる。
でも反面、作品でもある。

ここらのバランスがいつも悩ましい。
仮に1万円で全く売れなかったのが値下げして5千円にしてバカ売れしたら(そんな経験はないけど)その本来の価値はいったいなんだったろうと思う。
もちろん値段と価値のバランスが合ってないといけないけどそのバランスって何?となる。
値段付けってそういう意味でも難しい。
それはあり得ない状況だけど、全く値段つけしなくてただ並べるだけなら気も楽だろうな、といつも思う。
値段つけて並べた瞬間からそれは商品になってしまうのか。
額なら飾る場所を無視して買う人はいない。
その上で気に入ったものがあって値段が自分の中で許せば、となるのだろう。
だったらもうそれはほとんど調度品なんだよなあ、となる。
作品の匂いがどれだけ残ってるか。
造る時は値段は別にしてそいうことは考えてないと思う。
結局、出会いとして合えばいいし合わなければそれまで、かな。
1年に一度しか会わない人が何人か来てくれた。
私の作品展によく来てくれると思う。
本当に感謝だ。