石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

4/23 Thurs No.1693

土と釉薬の関係で焼成後ヒビに見えるような物ができる場合がある。

出来上がった時は何も見えないが使い出すとわかる。
貫入という。
最初は中真っ白。

 

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でもコーヒーを3、4回飲むともうこんなになる。

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買った人から不良品?と言われ帰ってきた。
代わりにそうならないようなものを渡した。
たまにある。
汚れが嫌な人や割れてるように思うから嫌など。
でも、陶器の場合。ほとんどなってる。
ただ白くないと気づかない。
このカップも外側は色釉だからなってるのだがわからない。

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抹茶碗などこの貫入の汚れを楽しむぐらいだ。
萩焼志野焼などもっと派手にこうなる。
手入れが悪いと吸湿性の土でもありカビが生えることもある。
工業製品は一見土物のような雰囲気でできていても実は半磁器の吸水性がない素材でできてるものが多い。
外見だけ似せて中身は違う、というもの。
でも扱いやすく硬いので欠けにくく型で安価にできる。
99、99パーセント以上世の中そういう物しか出会わない。
 
昼から、神戸のMさんが友人と二人で来た。
ツボ作るという。
たまたま2人来てたのでこの日は4人になってしまった。
えらい多いじゃないと言われたが仕方ない。
それぞれが離れてやってるからまあいいだろう。
いつもは暇で開店休業状態なんだけどなあ。