西脇小学校が重文に指定された。
快挙だ。
紆余曲折があった。
7、8年前に耐震の問題で取り壊して新しいのにする、と決まってた。
住民の反対で保存して残そうという運動が起こった。
市側はそれでは耐震が不十分で子供を危険に晒す、と言う子供人質論。
噛み合っていない話。
でも、改修と近代化で不便なところや耐震も十分に目的達成できる、と専門家の意見。
さらにその方が安くつくとまでなった。
市との話し合い集会に出たことがあった。
一人で行ったがたくさんの知り合いがいたのにびっくりした。
すでに景観形成重要建造物に県も指定してたが決まったのだからそれを遂行する、と言う頑な態度に思えた。
この建物の価値は評価はするけど壊す、と決めてる感じ。
行政は決められたことをやるのが当たり前でそれの変更なんてとんでもない、と考えてるのかも知れなかった。
地元紙も問題を取り上げていた。
結局残すことになった。
市長が残す方向に転換とか住民パワーの勝利、とか色々。
でもこれは勝ち負けではない。
地域と住民と市と協力しないとこれからもやっていけない。
人口減少の中でどう活かしていくか、それぞれが考えていかないといけない。
でもよく変更してくれたと思う。
感謝。
おかげで数少ない自慢のものができた。
私の母校でもある。
