石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

2/3 Sat. No,2536

陶芸美術館の令和のコレクション展。

 

新規に寄贈されたものを展示。
目新しさはないがコレクションが増えることはいい事。
一般の人が集めると趣味の延長が大規模になってコレクションとなることが多い。
だからどうしても骨董コレクションになってしまうのは仕方ない。
それでも公に寄贈すれば色んな人に見てもらえるからいい。
美術館としても買うとなると大変だからありがたい事だ。
特別展はこういう陶芸もありますよ、のオブジェ作品。多治見の意匠研にいたのも納得。
陶芸の素材を利用して立体を作る、に近いコンセプト。
私ならこの大きさはどうやって焼くか、また焼いて崩れんか、とその対策に苦労する。
でもバラバラに作りボルトで止めたらそんな苦労はいらない。
そんなことより造形的なことが重要で焼き物の肌や釉薬もその造形の手助け、と考えてるのかな。
赤い部分があったらそれはペンキでもいいかもしれない。
それぐらいコンセプトが私とは違う。
世界が違うのだろう。
でも面白ければそれでいいと割り切る。