石井宏志焼物工房

西脇で焼き物をしています。徒然なるままにアップしています。

10/12 Thurs No.2422

道に落ちてた手ぬぐい。

祭りの余韻のように感じた。

多分、我が地区の屋台の担ぎ手が練り歩き中に落としたものだろう。
場所的に他の地区が通るところではないのでそうだと思う。
この手ぬぐい、白地に青の丸が並んでいる。
いわゆる豆絞り紋。
これは印刷だけど手染めはものすごく味がある。
綺麗に折り畳んで溝の彫ってある板で締めていく。

そのおりたたんだ端がチョンチョンチョンと染まる。
大きさはばらつきがあるがリズム感があり印刷とは雲泥の差。
これを含めて絞り模様の染め模様って他の国でもあるのかな。
韓国あたりでありそうだけど注意して見たことはない。
外国とは文化の違いか価値観か。
手ぬぐい自体が独自の産物でかつ文化でもあるがここに従事している人たち生計が成り立つのかと思う。
本来の需要はないわけで落語家などが作ってる。
京都の土産物でもある。
手軽であるし嵩張らない、扱いも楽、模様の面白さもある、もってこいだ。
そんな方向だけなんだろうか。
知らないところで大繁盛かも知れない。
思いは巡る。